〖Rapidus=ラピダス〗日本の半導体事業はどうなる?!

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本日11月10日(木)に驚きのニュースが飛び込みました。

日本企業の8社で新会社のラピダスを設立します。

人工知能やスーパーコンピューターに使用する次世代半導体の量産化を目指すのです。

日本の半導体事業は世界に遅れをとっており、差が開くばかりです。

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目次

ラピダスとは

ラピダスの意味

ラピダスとはラテン語で「速い」を意味します。

ラピダスを聞いたことがある方もいるかもしれませんが、ラピダスという名の急速充電気が存在しています。

RAPIDAS

商品名 電気自動車用急速充電器【ラピダス】

製造元 JFEテクノス

ラピダスを支える日本企業

  • トヨタ自動車
  • NTT
  • ソニーグループ
  • NEC
  • ソフトバンク
  • デンソー
  • キオクシアホールディングス
  • 三菱UFJ銀行

日本企業以外も東京大学や東京工業大学などが参入し開発を進めます。

日本企業の出資額は数億から10億円程度とみられていますが、日本政府は700億円程度の補助を検討しています。

米国の半導体への出資額は約7兆7000億円となっており、日本政府の出資額の約100倍です。

米国を抜いての技術革新は夢のまた夢かもしれません。

ただ、日本政府は熊本に建設中のTSMC(JASM)に約6000億円を補助します。

それでも米国の出資額の1割未満ですが・・・

EUの半導体への出資額は6兆2000億円です。EUの躍進もありえます。

ラピダスの製造技術

半導体は回路の線幅が狭いほど多くの情報を処理できます。線幅が狭いと他にもメリットがあり、消費電力の消耗を大きく抑えることもできます。

線幅の狭さを競い技術革新を起こす必要があるのですが、ラピダスが製造する線幅は2ナノメートルです。

現在の量産品で最も線幅が狭いのは3ナノメートルです。

更に線幅の狭い2ナノメートルの量産化は日本企業の研究にかかっています。

オールジャパンで開発に取り組み世界の技術を追い抜いていくことが今後の課題です。

※1ナノ=10憶分の1

量産化計画

2ナノメートルの量産化はすぐに実現できるわけではありません。

5年後の2027年の開発に向けて始動していきます。

2ナノメートルの開発が実現すれば人工知能やスマートシティは一気に加速するでしょう。

本日のまとめ

1980年代に半導体分野で世界シェアの約半分を握っていた日本に活力がみなぎるのかどうかが焦点となるでしょう。

あの時の地位を獲得できるのかどうか、日本政府と日本企業に期待です。

ただし世界の半導体への出資額と比較すると日本は寂しいものがあります。

熊本のTSMCへの出資も含め、日本の負けられない戦いが始まろうとしています。

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