6月25日より運行を開始している「大阪メトロ中央線400系」ですが、大阪・関西万博の開催を意識して誕生しました。2025年に予定されている万博ですが、開催が危ぶまれています。本日は400系の特徴と大阪・関西万博の繋がりまで深掘りしていきます。
運行を開始したことを記念し400系の撮影会が予定されています。撮影会は7月30日(日)8月27日(日)の二日間ですが、好評であれば三回目も開催されるかもしれません。
400系撮影会について
※既に終了
7月30日(日)
午前の部: 9時30分~11時30分
午後の部:13時00分~15時30分
8月27日(日)
午前の部: 9時30分~11時30分
午後の部:13時00分~15時30分
両日ともに1日2度の開催。1度の撮影会時間は2時間を予定しており、外観撮影を約40分、車内撮影会を30分程度と予定しています。通常の走行では表示しない行き先の表示も予定していて、車内放送など普段味わえないイベントが組まれています。
撮影会の参加記念として400系のグッズやパンフレット等のプレゼントも予定されているようです。申込期限は7月11日までと終了しているので、残念ながら今からのご予約はできません。参加費用は大人(中学生以上)1万円、小人(小学生)5,000円。三回目の撮影会が開催されることを祈りましょう。
大阪メトロ中央線400系
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)にあわせて、6両編成の400系が登場です。400系は新世代車両として開発が進められ、安全性はもちろんのこと、バリアフリーにも特化しています。車両の低床化が実現し優先席の明確化など、安全性に考慮した新生メトロ中央線400系です。
低床化が実現している車両といえば以前ご紹介した宇都宮ライトレールです。宇都宮のライトレールも次世代車両となっており、栃木県の活性化に欠かせない乗り物となっています。
宇都宮ライトレールの気になる詳細はこちら。
新世代車両の400系ですが、クロスシートにはWi-Fi、USB充電機能も備わっています。クロスシートは1編成につき1両配備された特別空間です。1人掛けのシートは座席間隔が広めに取ってありパーソナルスペースを確保できる設計です。
非常時に乗務員室で確認が可能な車内防犯カメラの設置や、ワイド液晶ディスプレイによる4か国語運行案内、全車両への空気浄化装置や車内 Wi-Fiなど、さまざまな機能を取り入れています。
さらに車両状態の常時モニタリング、自動運転実証実験などの新たな技術開発にも取り組んだモデルとなっており、これからの日本鉄道を担う車両です。
印象的な外観は奥山清行CDOが担当し全面形状ガラス張りは宇宙船を意識した未来的デザインとなっています。
奥山清行CDOデザイン案件
- JR東日本新幹線E6系・E7系
- JR西日本W7系
- E353系あずさ・かいじ
- E261系サフィール踊り子
- 通勤車両E235系
- JR東日本E3系とれいゆつばさ
- TOHOKUEMOTION SL銀河
- 東京メトロ千代田線16000系
- 神戸新交通六甲アイランド線3000形
この他にも数々のデザインを手掛ける奥山氏ですが、以前はフェラーリのエンツォフェラーリや599GTフィオラノ、612スカリエッティ、カリフォルニアも手掛けられていました。
中央線と大阪・関西万博の繋がり
大阪を横切るメトロ中央線ですが、「大阪・関西万博」の開催予定地はコスモスクエア駅近辺の海側です。ますます活気の戻る中央線となりそうですが、400系の活躍に期待が高まります。
大阪・関西万博の開催を2025年に目指していますが、工事遅れが懸念されています。
7月28日にようやく海外パビリオンの「基本計画書」が提出されたと明らかにしました。万博では約50の国と地域が自らパビリオンを設計・建設予定ですが、建設に必要な大阪市への許可申請は今回が初めてです。
今後も他の国と地域から基本計画書の提出が予想されますが、約2年後の万博開催に間に合うとは思えません。既に開催を延期した方がよいとの意見も出ている大阪ですが、建設業者の残業時間規制の上限が撤廃されそうです。
大阪メトロ中央線まとめ
大阪に新たに誕生した大阪メトロ中央線400系ですが、大阪・関西万博で注目を浴びることは出来るのか。今後に期待が高まります。特急、新幹線のご予約に役立つサイトがあるのでご紹介しておきます。券売機で並ぶのが嫌な方は知っておいて損はないでしょう。